―――ガバッ! あたしは、勢いよくベッドから起き上がった。 「やっと起きた。まったく!!何回起こしたと思ってんのよ〜」 そう言っているのは、あたしのお姉ちゃん。 あぁ、まただ。 またあの夢を見た...。 「早く学校行く準備しなさいねっ」 「は―い」 あたしはお姉ちゃんに適当に返事をした。 また..あの夢。 最近よく、この夢を見るようになった。 理由はあたしにもわかんない…。 ただ… どこか懐かしい感じがしたんだ。