「んなわけないじゃない!!あんな顔真っ赤にしながらやってるんだから告白に決まってるわ。」


あれが、告白?!んな訳ないよー。私モテナイもん。


「もしかして…1回も告白されたことないとか思ってるんじゃないでしょうね?多分気づいてなくて…ってだけよ?」


はいできた、と言って髪を巻いてくれたお姉ちゃん。そっか…もしお姉ちゃんの言ってくれたとおりだったんなら、言ってくれた人に申し訳ないな…。




「うーん、悩むこともないわ。その鈍感と天然と変人さを合わせたのが結弦の良い所よ。」


あれ、ほめられた?それとも貶された?




「あんた、学校行かなくても良いの?」


「んなぁぁぁ!!!行ってきます、お姉ちゃん!ありがとう。」




バタバタと部屋からかばんを持ってきて家を飛び出した。