とはいっても…高校生ってものになってしまえば、あとなんてあっという間。
気づかないうちに時は過ぎ去って、高校生活なんて終わってしまう。
「お、白河か。高校2年生にもなるのに校則通りの髪型にスカートの丈。これこそ話が学校の模範だな。」
あはは、と笑いながら私の横を通り過ぎていくのは生活指導部の大神先生。
怖いからってみんなから神って呼ばれてるちょっとすごい先生。
「はい、ありがとうございます。」
ちょっと笑ってお辞儀をする私。偉いね!
私の格好は先生がいうみたいにスカートはひざ丈。髪の毛も地毛の黒は染めたことがない。
校則では神は染めちゃいけないことになってるけど…みんな結構染めてるよね。