あたしは自分の部屋に入る。 引き寄せられるように幼稚園の卒園アルバムを手にとり、《将来の夢》と書かれた欄をみる。 《ようちえんのせんせい》 覚束ない字でそう書いてあった。 小学校の頃の卒業文集には、《学校の先生》ときちんとした字で書いてある。 …先生…か。 教育大…受けようかな。 県外…も視野にいれて… 奏はなんて言うかな。 …てか、もし県外の大学に行ったら…奏と離れ離れになっちゃう。 それが一番怖い。 どうしよう… もう時間ないよ。 −−−−−−−