あたしがこのクラスに来たのは、もう何か月も前のことだ。


来たばかりの頃は

「可愛い」

「綺麗」

「こっちにも来て!」


なんて、みんなにちやほやされて、あたしも毎日楽しかった。



だけど、そんな毎日がずっと続くわけもなくて……。



それからしばらくした頃には、あたしはクラスのみんなから注目されることも、触れられることもなくなっていた。



特別に可愛くもない。

特別に綺麗でもない。



そんなあたしには、この扱いがお似合い。



そうわかっていながらも、それがものすごく悔しかった。



でも、だからこそ

“恋”に、憧れたの。