聡ちゃんは大きくため息をついて、車を人通りの少ない路地に停車させた。
「……メイドのバイトね……自分が今どんだけ恥ずかしい格好してるのか分かってんのか?」
「ひどい! あたしだって着たくなかったよ! 似合わないって分かって……」
るし……って言おうとした言葉は聡ちゃんの唇で塞がれた。
助手席に肘をのせて、あたしの頭に手を添えて……突然のキスでビックリして目を見開いてると、聡ちゃんは目を薄く開けた。
「……俺が顔を近づけたら目を閉じろって言っただろ?」
「聡ちゃ……」
間髪あけずに唇を重ねてきて、あたしは目をギュッと閉じた。
「っ……んっ……?」
な、なんか口の中に入ってきた……
感触だけで聡ちゃんの舌だって分かった瞬間、一気に体中に熱が帯びていった。
口の中を舌でかき回されて、自然と口が開く。息があがる。声が出る。
恥ずかしい……っ
密着した体。あたしは聡ちゃんのシャツにしがみつくことしかできなかった。


