体を離して、俯いたラミカの顎に触れ上を向かせた。 そして唇を近づけた。 その瞬間、ギュッと体全体に力が入るラミカ。 動きを止めて、ゆっくり口を開いた。 「……初めてか?」 「うん……」 「なら、俺が顔を近づけたら目を閉じろ」 「えっ……」 「あとは何もしないで俺を感じてればいい」 「聡ちゃっ……」 お利口……。顔を近づけたらすぐに目を閉じて それを微笑ましく見ていた俺はそのまま顔を傾けて 二人の唇はソッと重なった――……