1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】




体を離して、俯いたラミカの顎に触れ上を向かせた。


そして唇を近づけた。


その瞬間、ギュッと体全体に力が入るラミカ。


動きを止めて、ゆっくり口を開いた。



「……初めてか?」


「うん……」


「なら、俺が顔を近づけたら目を閉じろ」


「えっ……」


「あとは何もしないで俺を感じてればいい」


「聡ちゃっ……」



お利口……。顔を近づけたらすぐに目を閉じて



それを微笑ましく見ていた俺はそのまま顔を傾けて



二人の唇はソッと重なった――……