1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】




「久々の再会が墓場っていうのが笑えねぇけど」


「そういえば、なんであたしがここに来ること知ってたの?」


「姉貴から電話がきたんだよ。ラミカが墓の場所を聞いてきたって。だから先回りして待ってたら火もつけずに線香さすし、吹き出しちまっただろ」



うぅ〜だって……



「せっかくだから、じいさんに線香あげて帰るか」



そう言って、聡ちゃんはライターでお線香に火をつけると線香さしにさした。



手を合わせる聡ちゃんの隣で、あたしも目を閉じて手を合わせた。



聡ちゃんのおじいちゃん、聡ちゃんに会わせてくれてありがとう。


そんなことを思っていると、不意に左手を握られた。



「へ?」


「――ラミカ、結婚しよう」



目を開けると、あたしの左手の薬指には指輪がはめられていて……



「俺に、ついてきてくれるか?」



聡ちゃんからプロポーズされた。



ああ、もう……


「うん……一生ついていく」



この世の全ての人に感謝したくなった。あたしは今、人生の中で一番幸せです。



聡ちゃんに抱きついて、何度も伝えた。



――“ありがとう……”