1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】




「そ……うちゃん……?」



金髪は茶髪になっていて


あたしを見てくる切れ長の目は間違いなく聡ちゃんの顔で……



「ほら、来いよ」



笑って腕を広げてくるその人に、あたしはゆっくりと歩み寄って



そのまま……


「う、わ……!」



足に抱きついた。そして、あたしが押し倒すような形で倒れ込んだ。



「いってーな! お前何やって」


「聡ちゃんなの? どうして……? なんで生きてるの?」



きちんと足がついてる。幽霊なんかじゃない。あたしは聡ちゃんの顔に両手を当てた。


温かい……涙で聡ちゃんの顔が歪んできちんと見えない。



「……二十歳になっても泣き虫は変わらねぇな」



あたしの手を取ると、そのまま頭を胸に押し付けられて、強く抱き締めてくれた。



「ふぇ……意味分かんない〜……」



頭はパニック。だけど今、確かにあたしは聡ちゃんに抱き締められていて……



「ラミカ、会いたかった」



うん、私も


ずっとずっと会いたかった。二度と叶わない願いが今、叶って



「あたし……もう、死んでもいい……」


「バカ。やっと会えたのに死なせるかよ」



涙を無造作に拭ってくれると……見つめられて、顔が近づく。



目を閉じたあたしに、少し強引な熱いキスをくれた。