「お前、耳が弱いんだっけ?」


「うん……だからあんまり耳にはしないで」


「気持ちよくしてやるから力抜けって」


「やだっ……ひゃあっ」



押さえ込まれるように、あたしの体に馬乗りになって、左耳に息をふきかけてきた。


どこが気持ちいいの!?
鳥肌がたつだけなのに〜!


だけど次の瞬間、耳の中を舐められる。一回だけじゃなくて、ずっと何度も……


最初は鳥肌がたって、気持ち悪かったのに


静かな部屋に、ピチャピチャと響く音。


一番に聞こえてくるその場所を直接舐められて、自分の体が自分のものじゃないようによじり出して……


「あっ……聡ちゃ……」


「すげ、色気ある声……もっと鳴けよ」


「待って……ダメっ……」



聡ちゃんはあたしの反応を楽しそうに見て、意地悪する子供みたい。そして、あたしは甘ったるい声を何度も漏らしてしまった。



やっと耳を解放されると、次は首、鎖骨とキスは降りてきて



聡ちゃんは上半身を上げると、着ていたTシャツを一気に脱いだ。