URAGAESHI

僕のお兄ちゃん。


カインお兄ちゃんは、すごく優しい。



僕にも


パパや
ママにも


僕の自慢のお兄ちゃん。








それに比べて、僕はまだ３歳で、何もわからない。

何も知らない。






早くお兄ちゃんのようになりたい。







「ねえ!次はお兄ちゃんの畑に行こうよ!」

相手の少し大きな手を、ギュっと握りしめて


グイっと引張る。


「うん!仕事は僕に任せられたけど、2人の畑だよ。」



お兄ちゃんは、ニコニコしながら僕に話しかける。

この、笑顔


僕は大好きだ