そして、学校に近づくと、涼は私から離れた。 _______ズキンッ わかっていたはずなのに、胸が痛む。 私と2人で歩いてるところ見られたくないよね・・・。 涼は美波と付き合ったんだから。 でも、だったら、 家に迎えに来なくてよかったのに。 1人で校門を通過する。 「・・・・・ッ!!」 思わず、声を出しそうになった。 私が、見つめたその先に・・・。 昇降口の前で、涼の登校を出迎える美波。 幸せそうな涼。 2人に悪気がないのはわかっている。 でも・・・。 辛い。