どれだけ泣いたんだろうか・・・。


もう外は夕日が沈みそうになっている。




「こ、康平、、、?」

「ん?」


すごく優しい瞳を向けてくる康平。



「今日は、ありがとね。部活大丈夫なの?」

「今日は、自主練の日だから大丈夫。」



康平・・・。

優しい嘘ついてくれて、ありがとう。


本当は、今日、自主練じゃないよね。



康平が、今日いなかったら、

きっと私は、どうにかなっていたかもしれない。




「ありがとう、康平。」

もう1度呟く。



「だから~、大丈夫だって。送って行く。」

「ありがとう。」

「ごめんの次は、ありがとうの連続かぁ(笑)」




本当に感謝してる。



康平の優しさに救われた。