涼のこと好きだけど・・・。

涼の笑顔を奪いたくない。




『約束、破っていいよ。』




ごめん・・・。

涼、私嘘をつくね。


でも、こうでもしなきゃ、自分を見失う。



「涼・・・。言い忘れてたけど、私、彼氏できたから。」




ガバッと起きてきた涼。



「は!?まじか??」

「うん。同じ学校の先輩。」


「そ、そいつはいい人か・・・??」

「うんッ!!だから、涼も早く美波のハート掴まないとねッ!」

「お、おう。」





上手に笑えてたよね??

声震えてなかったよね??





でもお願い。

君にメッセージ送らせて。


耳の後ろを触りながら、しゃべってたの気付いたかな??

私が嘘をつくときに癖でする仕草に・・・。