キミと、私と、世界と。



「でもさぁ…海の家系ってみんな美男美女だよね」

『あー!それ不思議なことに私以外なんだけどねっ』


「えー?そんなことないよ!(本気)」

『よかったー…お世辞にも言えない感じじゃないかぁ…』


「あぁ………そう」


何故か香奈は諦めたような馬鹿にしたような顔で笑った




___________



「海~~っ」


『兎魅っ……死ね』


なんだよ兎魅かと思ったじゃないか

兎魅みたいな可愛い声だすからっ

そうかー…祐は私の従兄弟だ声ぐらい似せられる…


ごめんよ、兎魅。

祐(ごとき)なんかと一緒にしてしまった姉を許してくれ!