「あ――星だ」
「え?」
「ホレ、あそこ」
「もしかしてあれって・・・」
「一番星?」
「だよね」
「夜空まじないって知ってる?」
「知らない」
「雨降ってる時一番星に何かお願いすればいつの間にか叶ってるんだって」
「へぇ~」
「しろよ!今だぜ!!」
「あ、そっか!」
願った事・・・・
それは
『もし神様がいて、運命を神様が創っているのだったら、どうか愛するということをもう一度教えて下さい。愛しき人を私の所に誘って下さい。』
「・・・・お前祈ったの解ったかも!!」
「何だと思う?」
「彼氏下さい!!」
「・・・・あながち間違ってないかな」
「おぉ!俺すげぇ!!」
「・・・・私の彼ね・・・殺されたの・・・」
なんとなく、言いたくなって、涼に全てを言ってしまった。
「・・・・やっぱり・・」
「へ?」
「そんな所だと思ったぜ」
涼が私を抱きしめる
「お前の願い、俺が叶える」

