カランカラーン

「せぇんぱぁい☆」

「あ、優香!!!」

「あ、美織ぃ☆」
「だめ!!!そのキャラ!雛ちゃんとかぶるから!!いつもどおりで!!読者絶望するよ!!」

「あ;;う、うん・・・ゴメン」


「遅刻してすんませーん」
「黒紀くん、反省していないだろう」
「はい」

「あら、こんにちは黒紀君。」
「あ、こんにちは霧咲さん。今日もSっ気発揮してますねぇ」
「黒紀君ほどでもないわよ。入った瞬間から殺気漂ってたじゃない」
「気のせいだと思います。」
「いえ、気のせいじゃないわ。ねぇ?店長?」

「え?店長も分かりますか?」

うわぁぁあ・・・・どっちに付いても命あぶねぇぇぇぇ!!!
「あ、え?あははは・・・漂ってない・・・・んじゃな・・ぃ??」
「あら?そうでして?勘違いでした申し訳ありません黒紀君・・・」
「あ、いえ。全然。」
「店長?あとでお話させてください」
「え?ぁ・・・・ぅん・・・」


疲れる・・・・


え?どうしてこんな従業員雇ったって?


えへへ☆

「店長、キモイんで口一切開けなくて結構ですよ」
「私も同意です☆」


実は・・・・・


少し前まで「じぇりー」は落ちぶれててつぶれる寸前でして・・・

もうだめだぁぁ!!と確信したときに


「すみません雇っていただけませんか?」
「あ~ついでに僕も働かせて下さ~い」


目の前に現れた美男美女。


それが、霧咲美織と黒紀涼だったのである。


おそらく顔がいい、接客も上手い、そしてTHE・Sコント(?)が評判になり、
二人が働くようになってから客足がどんどん増えてきて・・・(毎日いじめられてるんだけどね)

「じぇりー」は危機を逃れたのです。

二人のおかげなのは間違いないわけで・・・
いじめられていても追い出すわけにはいかず。