診療所から帰った後父親に寝ろと言われ眠りについた。

母親が見える。
こちらに来る。

まるで狩人の様な。

母親は私を殺す。

私は母親に殺される。

そういう運命なんだと自分で分かりつつも、足は前へ前へ進んでいた。

怖い。

殺される、死ぬ、心では受け止めていても、身体は拒む。

ヒトはそういう風にできている。