そして夏恵は死んだ。

沢山のグロテスクな死を眼にしてるせいかもう慣れてしまったようだ。

次は俺の番。

俺は夏恵や妻やその母の様に死ぬ。

もう愛すべき者はいない。

別に死んでも何も変わらない。

なら、死んだ方がマシだ。

俺を殺せ。

殺してくれ。

そう願った。