「…うぅ…あ、あぁ…あ…ゔぁぁぁ…」 丑三つ時だろうか。 祖母の部屋からうめき声が聞こえる。 まるで何かに怯える様に。 しばらくして声が止んだ。 そして辺りは静寂に包まれた。 不気味な程に。 私はそんな気配にも気づかずに、祖母が眠ったんだと確信し眠りについた。 今思えば気づけば良かった。 そう後悔するしか思い出す事はできない。