今ボクは松元の夢にいる。
舞台は妻が殺された診療所。

眼の前に松元が立っている。

彼は冷静にしていた。

勝ち誇っている様にも見えた。

ボクはできる限りのスピードで行った。
早く喉を裂けてやりたかった。
内蔵を全部潰してやりたかった。

ボクは一つ油断していた。