だけど、

遼はその言葉に反応しようとは
しないんだ。



「あら、遼・・・それに恋華さん?」

「あっ、お久しぶりです!!」

「母さん、俺らちょっとすることある
から・・・」

「え!?」



久しぶりに、

遼のお母さんもおられたからあいさつ
を・・・・


そう思ったけど
腕を力強く遼に引っ張られた。


「はっ、遼?どしたの?」

「黙れ・・・」



そう言った遼の表情は今までに見たこ
との無いくらい怖かった。

初めて
怖いと思った。


そしてゆっくり、
遼の舌があたしの首の辺りに・・・



「遼、ちょっ・・やめ・・・」

「言ったろ?することあるって・・」

「でも・・・!」

「恋華、お前は勘違いしてる。
俺を優しいやつだと思ってんのか?

それは・・・・大間違いだ。」



間違い?

そんなことないよ?
遼は人一倍優しいもの・・・・

悪いのはあたしだから。