不良彼氏は正反対

(恋華side)

暑いなー。


でも、
かなり夏休みも終わりに近い。

まあ、ずっとバイトずくしだった
わけですけどね。


でもこれでいいんだ
なにも考えなくて良くなって
いるんだから。



「メイドさん・・・」

「はっ、はい!?すいません、
どうなさいました?」



いけないけない!

今はバイト中だった!!



「ぶはっ!そんな焦んなって!
俺だけど?」

「え・・遼ぁ!?なんだーひどい!!」

「悪い悪い・・・俺が来てるのことに
さ、気づいてなかった?」

「あ、うん。ごめんね?」

「・・・・・・」



あー、

あたし最低だもう。


遼を傷つけてばかりで。

こんなん・・・付き合っていて
いいのだろうか?



あたし自身はだめな気がしてる。


これ以上
あたしのわがままで付き合って
なんてもらえない。