(恋華side)


あたしはすぐ、寮に帰って来た。

まあ、

夜になっちゃったけど。


家には居たくなかったから。

なにか言われるのはすごく怖かった。
冷たくされるのも。

怖いって思いしかなかった。

寮に帰って頭に浮かぶのは、
愛斗の顔だった。


上手くいかない?

そんなのわかりたくないよ・・。

そうわかっても、
あたしはすごく愛斗が好きで。


離れていかれるのはすごくいや。

一番怖い。
ああだから・・・

諦められないくらい好きになってごめん
ね?一一・・・


一一一。


次の日愛斗に会った。

「はよ、恋華」


優しく、
あいさつもしてくれた。

そんな優しさがやっぱり愛斗からだと
嬉しくて


「おはよ!」

あたしは笑顔でそう言ってから愛斗にと
びついた。


「ぐはっ!?いってーー!
どした?」