MISSION〜ターゲットはキミの唇〜

「…嫌いに…ならないの?」

涙声の華が、不安げに聞いてきた


「俺が?華を?なんで?」


俺が、華を嫌いになる?
自分でも馬鹿だと思うほど、華にベタ惚れの俺が?
ありえない


俺は華が大好き


「…華」


黙っている華を呼ぶ

すると、振り向く華

恥ずかしいから、あんまり言いたくないけど、不安なら言ってやる


「好き」

「…っ?!」


一瞬にして真っ赤になる華
あぁ…この反応
…かわいいな…


「ふっ…真っ赤」


おもわず、笑ってしまった
だって、真っ赤になったあとピクリとも動かないんだもん