<それもある。だがそれだけじゃない> 「何故だ」 <おまえには解らんよ> 「!?」 スコープに捉えた水貴の口の端が吊り上がり、戒はゾクリとした。 「! 水貴!」 背中を向けて遠ざかる男に叫んだが、虚しく通信は切られた。