それから店を出て、辺りを散策する。

「ん?」

 ディスプレイの端に、クローンのコードが映ったように見えた戒は立ち止まる。

<戒、そっちはカメラが無い>

「幾分か進む」

 発して、コードが示されたと思われる方向に数メートルほど歩く。

「……?」

 薄暗く静まりかえった路地裏に足を踏み入れると、背筋がぞわりとした。

 嫌な匂いが鼻を突き、少し離れてついてくるように翼に手で示し警戒しながら角を曲がった先には──

「! これは」

 手にしたリボルバーを下げ、眼前の景色を呆然と眺めた。

「戒?」

「来るな!」

 のぞき込む翼を制止する。