食事を済ませ、翼(つばさ)は戒(カイ)の分の料理を手に部屋に戻っていく。 筒井はそれを確認すると、2階にあるモニタールームに入り様子を窺(うかが)った。 <戒の分だよ> <……> <いつまで反抗するのかな、食べなきゃ口移しで食べさせちゃうぞ> 「はあ~……」 恋人同士のいちゃつきに聞こえて筒井は頭を抱えた。