『二代目、愛しています』

祐の、私への、愛の言葉を
聞いた事が、今では
嘘のように・・・

その後
祐は、私に何も言わないし
私も、祐に何も求めない。
 
それでも、私達の関係は
何も変わらない。

「疲れた

 タスク、肩、貸して
 着くまで眠るわ」

祐の肩に、こめかみを当てて
寄りかかる私は、ゆっくりと
瞳を閉じた。

安らげる場所・・・

弦、あんたにも

そんな場所、ある?

疲れた体・・・

私は、安心して眠る。