「すみませんね、ハーメルン。またの機会に遊びますから」 「え……、お姫さま?――どこ、どこに行ったの?」 (消えた姫探し、うろうろ) 「まだ遊んでない、楽しんでないのに。こどもに悲しい思いさせたらいけないのに、嘘をついて……ううん、大人はこどもに嘘をつかないもん。そうだよ、優しいお姫さまは嘘をつかないんだから――いーち、にー、さーん、よーん」 鬼ごっこを、始めよう。