「入ってないから、まだ投げたいの」
あ、ああ、なら、お一人で。私め、屋台巡りをしたいので。
「ダメだよ、おねにいさん。こどもを一人にしちゃいけないんだよ。目の届くとこに置いて、こどもがやることを微笑んでみなきゃ」
あ、あのー。
「そうして、こどもの遊びに付き合うの。一緒にあそぼー、このまま抱っこしてね。ボクね、おねにいさんに抱っこされるの好きなんだぁ」
……。
(まずいまずいまずい。このままハーメルンに付き合っていたら、私の屋台巡りがおじゃんに!いやいやいかんいかん、何とかせねばっ。とりあえず、ハーメルンを相手してくれる大人を呼べば――はっ、こんな時こそアンパン〇ン)
じゃなくて、不本意ながら私の友よー!


