「細い剣だなんて手先が器用なんだなぁ。俺じゃ、どうしても切れば折れるから。やっぱりこれぐらいの頑丈さは欲しいんだ」
「……」
(少年が姫君の護衛だなんて、こちらの国はそれほど危険はないのか、あるいは戦争で多くの戦人を失ったか)
「……、ん?」
(戦場において慈悲などいらない。クロスさんよりも幼い子供が銃を持つのを見ないわけではありませんが……。絶対的主君を守る立場として、そこはかとなく思う部分はありますね)
「おーい。なんか……、すっげぇ哀れみ感を向けられている気がするんだが」
「いえ。クロスさん。……頑張ってくださいね」(頑張れ、少年っ。的な顔)


