「もう我慢ならない!俺はーー」 「ビルディを置いて家出したいならば、勝手にしろ」 「っっ!ひ、姫を置いて行くなんて!」 「一国の主たる彼女が、国から離れられる訳がない。しかして君は出て行くと言う。なら、そうなることは目に見えているだろう」 「俺は……。あ、浅はかな発言だった。訂正する」 「騎士としてなら、君も少しは利口になるのだな」 あ、そういえば、姫よりお手紙があったのでした。ええとーー