「まったく文月は……いくら私を守るためだからって、怪我してちゃ意味ないよ。私が火の中にいても、助けに行くつもりでしょ?」

「心頭滅却すれば、火もまた涼実と言うから大丈夫」

「誤変換じゃない、それ……」