『いちゃいちゃされるのが鬱陶しいから、嫌味で追い出したのに本当に外で寝たもんだから、死ぬ前に保護した』を愛のポジティブ思考で変換するより、れっきとしたデレ事実があるのですっ。いや、そんなあなたの笑顔は大好物ですがねっ。
これを見てください!
「俺の写真?」
ミナナったら、あなたの写真を本の間に挟み、ふとした時に見ていたみたいですよ。
「だろうな。俺が挟めたのだから」
……、はい?
「ミナナの本好きは、今に始まったことじゃない。俺が見ていないところでも、彼女は本を読むだろう。ずっと、ずっとずっと、俺にだけ向けて欲しい視線を、紙切れなんぞに注いでいるんだ」
……。
「あまつさえ、俺がいる時も、彼女は本ばかりに構ってこちらを見てくれないし、いざ抱き締めようと思えば、本で叩いてきて――くっ、ミナナを横取りするだけでなく、俺を負傷させるだなんて、紙切れ風情が!」


