――わたるんの部屋
ふふ、ついには『うらばなし』を越えましたよ。流石に姫はここまで。
「新鮮味ある家ですねぇ」
何でもありだったよ、この姫様……
「日本家屋だなんて、あなたの家で慣れていますが、わたるんさんの家は更に趣きがあると言いますか。不思議な感じがします」
春夏秋冬家の場所も関係しているかと。こっちが、居間ですかね。
「コタツに茶菓子と置き手紙がありますよ」
『おもてなしできませんが、寛いでください』
流石に私めでも、わたるんの家は、『招かなければ誰も来ることができない土地』ですから、事前にわたるんから、『お家に遊び行きたいですっ』『散らかさないなら、どうぞ』といった許可を頂きました。


