ほんと、これだから物書きはやめられない。 「あなたにさえ、感動を与えますからね、私たちは」 「抱え込み過ぎなんだ、君は。別に悪くないというのに、塞ぎ込み、閉じ籠るな。嫌なくせだな、自己嫌悪」 「……」コクコク 「そうだ。お前がいつまでも、うじうじ休み続けてどうする!」 書きます、書きますよ。今まさに、“こうして”。 “みんな”が、喜ぶ物語を、書きましょうか。