「そっか…。昔からよく知ってるもんね」 すっかり美咲の顔から、笑顔が消えている。 バカ~! 私のバカ~! どっちが、空気読めてないよ…。 もう泣きそう。 「ごめん。私、お手洗い」 ダメだ。 ちょっと頭冷やそう。 フラフラしながら、部屋を出て、奥にある階段に座り込んだ。