電気はついてるのに…。 リビングを覗いても、悠真の姿はなかった。 「変だな~」 とりあえずテーブルにバッグを置いて、廊下に出てみたけど、やっぱりいない。 どうしよう…。 一応、声かけておかなきゃ、ご飯があるって分からないよね。 「悠真~?」 ちょっと遠慮がちに、奥の部屋まで行った時だった。 「うわっ!」 お風呂上がりの悠真が、ドアを開けて出てくるところだった。