はぁ~。 何でか、最初に行った場所はカラオケ。 普通なら、ノリノリで歌うとこなんだけどな…。 ダメだ。 まるで、テンションが上がらない。 瞬司や美咲は、元気いっぱいで、惚れ惚れするほどの美声で歌っていた。 「ねえ、悠真も歌ってよ~」 美咲がマイク片手に、悠真の腕にしがみつく。