気持ち良さそうに寝ている五十嵐くんは窓から顔を出している太陽の日差しが眩しいのか、長いまつ毛をピクピク…とさせている。 「ホントに羨ましいくらい、長いまつ毛してる」 しばらくの間、あたしは眠っている五十嵐くんの横顔に目を奪われていた。 よく見れば見るほど、すっごく整った綺麗な顔してるのがわかる。 なんでこんなに鼻が高いの? 肌だって、男の子のくせにツルツルしてるし。 ──サラッ… 「意外。ネコっ毛なんだぁ……」 自分でも気づかないうちに、彼の髪の毛に触れていたら──・・・