詳しく問われれば、そうなって欲しいという願望を込めた呟き。 うっとりと春待ち期に浸る世界は、なんだか非現実的で心地良い。 ……あれ。 そのまま無言でいくら待っても恢からの返事はない。 もしかして寝ちゃったの? 「恢?」 支度を整える手を止め、わたしは身体ごと振り向いた。 ガタァァァンッ!!!! 瞬きをすることも、呼吸すらも忘れて、わたしは目を見開いたまま固まった。 …どう…して……?