「ぅわ、わっ…!」
「椛ちゃんも参加してよ、オレたち3人じゃ寂しいし」
つられてこっちまで笑顔になってしまいそうな、それはそれは極上の微笑み。
心にぎゅっとつまっているなにかが、溶けて溢れ出てしまいそう。
意思とは無関係に、かーっと顔が赤くなるのがわかった。
そろりと目の前にいる睦くんを見上げ、控えめに抑えた笑みを返す。
「うん、恢が行くなら」
口に出すだけで頬がとろけてしまいそうなんて、どれほど甘美な響きなんだろう。
……わたし、重症だ。
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