こんなにぽかぽかしてるのに、暑いのかな? どうしても気になって、目の前の大きな背中に話しかけた。 「……か、恢…その…どうして耳、赤」 「だー!なにも言うな!!こ、漕ぐからなっ!!」 叫ぶように言った後、ガコンッとペダルを強く踏んだ音がした。 身体がわずかに揺れる。 恢の照れ隠しの仕方にこっそり笑った。