春は来ないと、彼が言った。



ちょっと見ない間に不良になっちゃったのかな…。

あの日もなんか怖かったし…。

どうしよう、恢がタバコとか吸い出しちゃったりしたら…。



「お前の大好きな少女マンガでもあんだろ?掴むのは、ここ」



そう言いながら。

恢はわたしの両手を取って、するりと自分の腰に回した。


…う、…うわぁぁぁっ…!!



「(なにこれすっごいどきどきする恢なにしたのいみわかんない!!)」