春は来ないと、彼が言った。



顔を真っ赤にして怒るわたしを見て、恢が呆れたように溜息を吐いた。

いっ今、こいつ面倒臭いって顔したー!!



「(なんか今日の恢、よくわかんない…)」



……でも…さっきのすごかった、な。


わたしは妃ちゃんと違って全然軽くないのに。

あんな事も無げな顔しちゃって、簡単に持ち上げちゃうんだ。


…一方的に触るとか、ずるい。