春は来ないと、彼が言った。







恢はわたしのことを、



―――――嫌いになったんだ。






「……嫌わ、れ…ちゃっ…たよぉぉ…」



なんで、とか。

どうして、とか。

もうどうでもいいから、だから。

だから。



だから。



「か…いぃぃ…」



声が聞きたい。


隣を歩きたい。


友達でいたい。


どんな形でも良いから。


好きになってなんて、もう思わないから。







恢の側にいさせて欲しいよ。
















「…椛ちゃん?」