遼さんと私…一緒に住んじゃってますよ……?
だ、大丈夫だよね。
アリス様の後ろの人にさくっと刺されちゃったりとかしないよね!?
……そ、そうだ。一応、戸籍上は妹……だし、大丈夫……に決まってるじゃん。うん。
落ち着け、美優。
「美優ちゃん?――百面相してるけど大丈夫?」
「あ、ああ!うん。だ、大丈夫」
「…このまま、美優ちゃんの顔見ていたいけど、朝のホームルームあるし、急ぐよ?」
「!!」
サラっとそんな気障なコト言わないでよ。
私が赤くなっていると、颯太くんはクスっと笑みを零した。
「一応、俺告ったんだし。それなりに攻めるよ?――ごめんね」
全然謝る気のない感じの“ごめんね”だ。
だけど、全く悪い気はしない。むしろ――嬉しいかも。
「……ありがと」
「ええ?そこお礼言うところ!?」
颯太くんは笑いながら、私の手に自分の手を重ねた。
ちょっぴり颯太君の手が震えていて、そっと颯太君の顔を覗くと、わずかに赤みの差した頬が見えた。
そんな彼を見て、胸が少しだけ高鳴ったのは、ここだけの秘密。

