夏休みが始まって1週間― ダラダラした生活を送っていた日曜日。 俺に、親がうるさく注意してくる。 そんな毎日に少し嫌気がさしてきた頃… 携帯が鳴り、画面を見ると西崎から電話がきた。 『あっ、笹野ー?』 「おー、どーした?」 少し面倒くさそうに俺が答えても西崎は、そんなのお構いなしに喋ってくる。 『この前話した海の件だけどよー』 (……海?) 一瞬、何のとこと言ってんだ?って思ったが、夏休み入る前に、西崎や高谷が騒いでいた海の話を思いだし「あー」と相づちを打つ。