「俺、お前のことが好きだ」 唐突な言葉の後、唇に訪れた柔らかい感触。 初めての感触に思わずパチパチと瞬きをする。 顔に当たる自分以外の柔らかい髪の毛。 甘い香水の匂い。 あたしの腰に回された、力強い腕。 何故か足がガクガクと震えて、立っていられない。